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2005年04月30日
1本の威力
[Sexy Dynamite Jazz Orchestra feat. Andy Matrin "Sexy meets Andy!" @新大久保・ライブスペースDo'05/04/30]
はじめて外国のプレイヤーとの共演を果たしました。それも、超一流どころ、Andy Martin氏。
正直言うと、共演決まるまで名前も知らなかったんです。Tom Cubisだのといった所謂白人系ビッグバンドでの活躍が多い人だったので。
・・会ってみて、ぶったまげました。
当日、会場で初顔合わせ、そしてすぐ本番。彼に渡された譜面の中には、もともとtpフィーチャー用の、移調されてないそのまんまのtp譜面などもあったのです(それもどうかと思うが)。それが、いずれのテンポ、キーに関わりなくスムーズで美しいフレーズで彩られて行きます。
替えポジションほとんどなしでありながら、アップテンポの8分音符フレーズの中で、5ポジ、6ポジがびしばし繰り出してくるから中・低音域もtpソロのように縦横無尽に出て来る。その音符が全て、tbの巨人、J.J.Johnsonを彷彿とさせるようなシングルタンギングオンリーで切れよく、美しく響く。音も大きい!
何よりもびっくりしたのが、彼がバンドの前に立ってテーマを吹いているだけで、1回も合わせたことのないバンドのサウンドが1段階引っ張り上げられて輝き出したのです。
たった1本の楽器で、ここまでのことが出来るなんて・・!
楽器は違えど同じ管楽器奏者として、その無限の可能性を眼前で開いてもらったような気にさせてくれる、めくるめく体験でした。
2005年04月29日
幕末スラップスティック
[Playing Unit 4989"池田屋チェックイン" @三軒茶屋シアタートラム'05/04/29]
演劇プロデュース「東京スウィカ」のお芝居以来ファンになってしまった枝元萌氏ご本人からのご案内を戴いたので、見に行ってみた。Playing Unit 4989という演劇集団の芝居は初めて見ました。作・演出:浅沼晋太郎氏。
「幕末スラップスティックコメディ」って謳い文句からかなりイタイ物を想像し、覚悟して出掛けたのだが・・。これが実に楽しかったです。
舞台はあの元治元年6月5日の京都三条の旅館、池田屋。そもそもは新撰組エピソードの中でも有名な血腥い事件を下敷きにしているのだが、この芝居にはなぜか史実ではその場に居なかったはずの坂本龍馬までもが登場し、そして血は1滴も流れない。
歴史上の有名な登場人物たちに、「あはは、まさか」というようなキャラクターを上手くはめ込むことで、彼らが劇中で存分に躍動してくれています。役者さんも上手いのでしょう。ちょっとベタなネタでもすっきりと見せてしまう手際のよさで、2時間15分の長丁場をまったく飽きさせずに見せてくれました。テーマも単純明快。楽しかったです。
枝さま、お疲れさまでした。6月のスウィカのお芝居も楽しみにしてますよー。
Playing Unit 4989 HP:http://www.tosp.co.jp/i.asp?i=p_unit4989
2005年04月28日
蔵前のオアシス
[檜垣真一郎イッキュッパ @蔵前キッチンソルト'05/04/28]
盟友、Magunumこと檜垣真一郎氏も最近自分のバンドの活動ペースを上げて頑張っているのだが、ここ暫く何かと日が合わず、ライブになかなか足を運べませんでした。ひさびさに都合がついたので出かけて来ました。リーダーバンド「\3,980-(サンンゼンキュウヒャクハチュジュウエン)」の廉価版、ってことでds樫尾一郎くんがpercでの編成。曲もオリジナルだけでなく、スタンダードナンバーをとりまぜてのライブ。初めて見たのですが、リーダーのプレイは相変わらずでした(笑)でも、本人の演奏もバンドのサウンドも、かなりこなれて来るようです。うーん、頑張ってるなあ。
この日はたまたま楽器持ってたので、呼んでもらって2曲ほど飛び入りさせてもらいました。Magnumの書く曲はシンプルでキャッチー。ああいう曲は自分には逆立ちしても書けないっす。演奏してても楽しかったです。
ライブはもとより、何といっても素晴らしいのがマスターの料理。カウンターの向こう側の小さな厨房を効率よく使って作り出されるメニューはイタリアンテイストで、色彩も綺麗なお皿ばかり。ひと品ごとのボリュームもたっぷり。特にバルサミコを使った野菜系の料理が美味しかった〜。ライブそっちのけで夢中になって食べてたもんだから、料理の写真撮るの忘れてました・・。
蔵前の街の一角にこんな穴場が・・・。お勧めです。
2005年04月22日
壮大な、仕掛け

[Arnold Wesker作・蜷川幸雄演出"Kitchen" @BUNKAMURAシアターコクーン '05/04/22]
遂に、蜷川芝居を生で見る日が来てしまいました。主役はなにかとワイドショーやらバラエティで露出の多い杉田かおる氏と、an-anなどの好きな男性タレントランキングで上位に入るイケメン男子(なのですよね?まったく疎いので・・)成宮寛貴氏。
舞台は1950年のイギリス。レストランの厨房の中にはドイツ人やユダヤ人、キプロス人(当時英国領に併合されていた)などの民族が入り交じり、その意識がぶつかり合う中で、ハードな労働はまさに戦場の様相を呈する。
厨房まるごとの舞台の中、まさに店がてんてこ舞いになる様子を20人がそれぞれに駆けずり回り、書き入れ時の戦場が圧倒的な迫力で現出する。厨房機械・調理器具はホンモノだが食材・食べ物は一切出て来ず、調理作業は完全にパントマイムで行われるが違和感を感じさせないのが凄いんです。
この作品、プロレタリアート文学というのとも違うのでしょうが、それにしても、この21世紀の日本において、民族の交錯だとか、英国における社会批判だとかいった「一体どうやったら商業演劇になるの?」という題材のこの戯曲に、もの凄いスピード感を与えて疾走させ、成宮クンファンの若い女の子や、自分が一労働者であるなんて意識なんか全く持っていない社会人を1ヶ月・延べ1万人前後を動員して満足させる・・しかも日本語で。今の世の中でこんなことが出来るのは日本でただ1人、蜷川さんだけであろうなあと思い知らされたわけです。
この壮大な仕掛けに、大して酒も入っていないのにもかかわらず、クラクラしながら帰途についたのでありました。
2005年04月19日
やっぱりペットが好き
タイトル見て、犬猫系のお話だと思った方、ごめんなさい。室井滋も小林聡美も三谷幸喜も全く関係ない話題です。ペッ↓トではなく、ペッ↑トです。トランペット。
[増原巌What's Up? @南青山Body & Soul '05/04/19]
bassman住田氏から、「後輩のライブがあんだけど」と誘われて、調子が思わしくなかったんでどうかなーと思ってたんですが、聞いてびっくりのメンツだったので出かけてみました。
考えてみれば、このところ知人以外の日本人ミュージシャンの本格的なジャズのライブにまったく足を運んでいなかったです。反省・・。
tpは岡崎好郎さん。ものすごく久々に聞いたのですが・・いやもうやられました。楽器コントロールのレベルなんかもう僕の想像では追いつかない次元でハイレベル。そして歌心もしっかり。客席がステージ真横だったので、はじめはすごく軽く柔らかく吹いているからこんなに出来るのかなー、と思っていたのですが舞台正面に回ってみるともの凄くブローして楽器を鳴らしているのです。いやはや。
セットの合間にちょっとお話させていただいたんですけど、親切に楽器で音出したりしてちょこちょこと説明してくださったりの大サーヴィス。感激。
今月からニューヨークに活動拠点を移してしまうとのことで、ちょっと残念ですが世界に名前を売ってドーンと帰って来て欲しいです。うーん、渡米までにもう1へん見に行きたい・・!
このライブ見て自分にとっていちばん収穫だったのは、「あ、俺やっぱりトランペット好きなんだ!」ってことです。
「なんで自分はトランペットを演奏しているのかなぁ」ってことは、よく思うんです、普段から。学校のブラスバンドでたまたま手にして、なんとなく他の楽器に移りたいかも・・と思うこともありつつも何となく楽器コンバートの明確な機会もなく、そうはいっても2つ以上の楽器を習得できる才覚もなく、なり行きでここまで来たけれど・・なんてことを。
しかし、本当に凄いミュージシャンの演奏に出くわした時、それが他の楽器だった場合には、どんなに感動して「すげーっ!!」とか「あんなステージに立てたら、楽しいだろなー」とは思ってもやっぱり「ああやって演奏したい!!」とは思わないな、ってことに気づきました・・岡崎さんのプレイを見て。
リーダー増原巌さんの曲は、とてもストレートアヘッドでいながら美しい曲が多かったです。エーデルワイスのオリジナルアレンジがカッコよかった・・演奏させられる方は大変だろうけど。
予想を超えた満足と、思いがけず沢山の発見がありました。bassmanさま、ありがとうございました!
2005年04月16日
春物、ってことで
[ライブレポAtelier NAPPIN' NUTS @三宿Mitrasalle '05/04/16]
もう1月近くも前になっちゃいましたが、弊楽団ANNのライブをやりました。
お客さんはさほど多くはなかったにもかかわらず、かなりノリノリになって戴いて、メンバーもかなり楽しんでやることが出来ました。
弊楽団には春に合う雰囲気のレパートリーがあまりないんです。てことで、「今月の新曲」は春物、ってことで、松田聖子ちゃんの「赤いスイートピー」って安直?名曲ですよねーほんとに・・昔から大好きなんです。
本番はなかなか面白い演奏になり、一部のお客さんには好評を頂きました。が、名曲だけにまだまだ手なづけるには時間がかかりそうです・・。つい今しがた小耳に挟まっちゃった情報では、あとから蔭でダメ出しされてたらしい(がびーん)なんて話も・・。
ってことで、俄然ファイトが湧いてきましたよ。5月以降のライブでは、乞うご期待です!
4/16ご来場のみなさま、あらためまして、ありがとうございました!
2005年04月14日
はじめての写真展
[袴田章子・夏生かれん写真展"Fragile" @四ツ谷三丁目Roonee 247Photography '05/04/14]
はじめて写真展というものを見に行ってきました。
普段、お金を払ってライブやら芝居やらを見たり聴いたり、演奏を聴いて頂いてお金を戴いたりしている事に慣れていると、ただふらっと入っていってひとさまの作品を勝手に見ちゃっていい、っていうのは、逆にヘンな気分になります。
2人の若手女性写真家による、彼女たちの近しい人々、9人のポートレート。
写真のことはよくわからないんですが、印象としては、
・袴田氏の写真は被写体の人物から表情を綺麗に引き出して切り取った、という感じ。そのまんまロッキンオン社刊「H」みたいなヴィジュアル雑誌に載りそうな雰囲気。
・一方、夏生氏の写真はファインダーと被写体の人との距離がすごーく近く感じられる気がする写真。
とりわけ夏生氏の写真たちは印象的でした。被写体の人物と、撮影者との「対峙」がそのまま現れているように感じられます。写真って、こんなに撮影者そのものが赤裸々にあらわになるメディアだったのかと再認識。見てるこっちの方まで、けっこうドキドキしてしまいました。
若干自意識過剰な僕は、あんまり積極的に写真に写りたい、という願望がこれまでほとんどなかった
のですが、ちょっと「撮られてみたいかも」と思ってしまいました。いや、近年はライブ中の写真を、よく撮ってもらってはいるのですが・・。
夏生氏はポラロイド社のサイトにて行われているポラ写真のコンテストに、連作ポラ写真の作品が入選し、公開されているそうです。
写真展そのものは、17(日)まで開催。もしお近くまで出られる方は、ぜひ見てみてくださいね。
会場"Roonee 247photography"のHP:http://roonee.com/
2005年04月10日
At The Sunny Side
[ミツルジルシ @高田馬場SunnySide '05/04/09]
いろんな友人のライブやらバンドのリハやら結婚式の2次会やら仕事やらが折り重なって、多方面に不義理をカマしてしまった週末でしたが、たまたまなんの予定もかぶってない時間帯にライブをやる、とうので、出かけて来ました。
充くんのtpの音色はまるで磨き抜いた米で作った吟醸酒のよう。タイプも違うし僕にはとてもじゃないがあんな凄いアプローチは出来ないけれど、1音に込める説得力、という目指すもののために膨大な心血を注いでいることがよーく伝わる、それはそれは濃密なライブでした。今回はいつにも増してメンバーが凄くて、紺野さえ(pf)さんは充くんの難しい楽曲の流れを的確に捉え、なおかつ無難なだけでなく随所でジャブを放ってくるイメージ。それがいちいち精度が高くて、うーん凄い!って感じでした。そしてNYから一時帰国中という内田ユタカ(ds)氏のドラムも、組み立てが明確で、各シチュエーションで求められていることがバッチリ出て来る感じ。氏は学生時代の顔見知りだったんですが、身近な人がこれだけ真摯に音楽に取り組み続けてここまで成果を出している姿を見ると、本当に感動を覚えますね。
「どうしてもこのお店で昼間にやってみたかった」という充くんのコンセプト通り、春の昼下がりのSunnySideは、店の名の通りに光と輝く音色が溢れる素敵な空間と化していました。前半しか見られなかったものの、「いやー、ほんとにやること一杯あるよねー」と、猛烈励みになるステージでした。
2005年04月07日
5月のライブ
5月のLiveが、少しずつ入って来ました。
○Stream Line 05/07(土) 午後(時間等の詳細はまた追って・・)
Place: Starbucks Coffee 八重洲さくら通り店
Charge: \0-
Member: 榎本太郎b,leader、紫牟田慶輝tb、新妻桂裕pf、鶴見貴史gt、山下 幸樹ds
上智大学New Swing Jazz OrchestraのOBバンドで顔合わせした榎本太郎くん率いるスマートなコンボにお呼ばれして、まつきりカフェデビューです(笑)。
東京駅そばには丸ビルだCOREDOだOAZOだのとデート/アミューズメントスポットも増え、平日だけのビジネス街とういイメージから離れつつあります。とはいえ、まだまだ都心とは思えぬとっても静かな空気が流れる休日の八重洲、スタバで軽めのライブ。いかがでしょう?スタバのメニューを買っていただければ、ミュージックチャージもありません。気軽に足を運んでみてくださいませ!
○Atelier NAPPIN' NUTS 5/14(土) 19:30 Start
Place: 三宿Mitrasalle
Charge: \1,800-
Member: 松木 理三郎tp、長谷川 純平ds、清水 亮pf、亀山 真b
そして弊楽団5月のライブも決まりました!4/16に引き続き、ホームグラウンド・三宿ミトラサールへの出演です、いぇい。
3年目の今年は、いろんな新しい事にチャレンジしたいですね。いまからいろいろ考えちゃおうっと。楽しみ、楽しみ・・。
また、5/28(土)には、
古巣Jazz Junk Workshopの世代を超えたOB/OGメンバーと共に、東大五月祭に出演が決定。10年振りくらいのコンテンポラリーに手を焼きつつも、楽しんでおります。
みなさま、遊びに来てやってくださいませ!
2005年04月03日
つまのお値段
つま、と言ってもワイフの方ではありません。
横浜で所用があったので、帰りしなに飯を食おうという話になりました。ところがさすが横浜は地方都市、22時前になると食事をするのに選択の余地があまりないのです。駅ビルのレストラン街はあまり最近訪れていないので、岡田屋M○re'sの8Fに行って、蕎麦屋に入りました。
温かい蕎麦が苦手で、かつゴマだれが大好きなわたくし。「大根たっぷり、ごま風味」という説明を元に品書きから「三浦せいろ」\840、なる品をチョイス。てっきり、ゴマだれのつけ汁に大根おろしがドバっと入ったせいろ蕎麦を期待していました。ところが。
出てきたのは、ただの盛りそばの上に刺身の「つま」の様な千切り大根がわさっとひと山。刻み海苔と海苔と貝割れ大根がぱらり。「ごま風味とは・・一体これのどこが・・」と思ったら、申し訳程度にすりゴマがパラっとかけてありました。
ああ、失望とショックの余り、そこでブツの写真を撮らなかったことを、いま猛烈に後悔・・。
たしかに、「ごま風味」って書いてあるだけで、「ごまだれ」とはどこにも書いてない。うん、書いてないよ。んでもって、「大根」とは書いてあっても「大根おろし」とはどこにも書いてない。ええ、書いてありませんけど何か?!
店での記憶がほとんどないのですが、こんなにショボい具のお蕎麦は初めてでしたねー。仮にせいろが\650だったとして、刺身の「つま」のトッピング料金が\190かよ!!それが、わさっと、まるで将棋盤の上に駒を盛りつけた「山崩し」さながらに盛りつけられている。どうやって取っても何かがこぼれる始末。
「これは何かの罰ゲームかなにかなの?」
と思ってしまいました。しかも肝心の蕎麦がのびきってて不味い、と来た日には拾いあげるポイントまるでなしの悲惨さです。
いやー、やられました。久々に、外食時のメニュー選びにおける「引きの弱さ」を、如何なく発揮。あそこの店主はぜひとも、うちの近所の立ち食い蕎麦屋「醍醐」のパートの女性に弟子入りして来るといいです。
どなたか、横浜駅近辺で夜ちょいと遅めの時間帯における豊かな外食ライフに見識の深い方、よきアドヴァイスを・・。
2005年04月02日
「スウィング・ガールズ」
近所のTSUTAYAでずっと貸出中だったもんで、今日ようやくゲットし、大期待して見ました。
確かにガールズはかわいいし、小ネタとか結構嫌いじゃないんだけど、
「東北弁喋るかわい子ちゃん(死語)たちが大活躍!」なだけだったら、
ビッグバンドじゃなくていいんぢゃないか・・?
「たったそんだけの使われよう・・!?もったいないで賞」に、
Duke Ellingtonさんと小日向文世さんがノミネートされました。
結論:周防正行監督にリメイクして欲しいです。