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2006年06月12日

クリニック、2本。

えっと、
あんまり書かないものだから「月刊ブログ」とまで言われちゃっているので(笑)、
短くても書こうかな、と。
(って書き出して、きっと短くないと思いますが・・)


 わたくし、昔何回か行ってみて、あまりあの場の雰囲気が好きになれず、それ以来、クリニックなどに足を運ぶことも少なかったです(今思ってみれば、単に漫然と聴きに行ってたから面白くなかっただけのような気もしますが、それはさておき)が、ふと思い立って、今月に入って続けて2本、行ってきました。

Gregory Hutchinsonドラムクリニック @ヤマハ渋谷店ドラムコーナー '06/06/04

 自分の演奏している楽器のことも不十分なくせに、という気もしたのですが、ピアニスト宮嶋みぎわ嬢に紹介された時、「これは面白そうだな」と思って出掛けてみることに。

 というのも、これまで自分は共演者、つまり自分の楽器以外の人が演奏中に考えていることをほとんど知らないな、ということに思い当たったからです。今回のクリニックは、時間枠の半分がドラムクリニックが半分で、もう半分はピアノトリオ編成でのリズム隊としてのクリニックだ、ということだったので、これはいいかな、と思って。しかもpfは椎名豊氏、bはRodney Whitaker氏という豪華メンツ。この3人が出す音を間近で見られるってだけでもオトクだな、って感じですよね。

 自分の貧弱すぎる英語聞き取り能力を呪う瞬間が多々ありつつも、非常に楽しいセミナーでした!

 言っていることは、もの凄く当たり前なことばかりでしたが、ちゃんと実践している人が言うともの凄く説得力あるんですよね・・。「楽器は恋人のように愛しなさい。やったらやっただけ返ってくるから」というのは、素晴らしいミュージシャンの人がみんなおっしゃる通りだし。

 いろんなスタイルをコピーして練習しろ、とおっしゃってました。目の前で「これはPhilly Joe・・つぎにArt Blakey・・つぎにElvin Jones・・」と、続けざまに物まねしてみせてくれた(しかも全部もの凄くそっくり!)のがとても面白かったです。もうほんとに、門外漢にもそれと判るくらい、教科書みたいに整ったプレイです。小さな音でプレイするブラシワークがぞっとするくらい綺麗でした。氏も、バスドラを4つきちんと打ってるんですね。

 トリオ編成でのクリニックでも、bとdsとの間でビートをどう出していくかのせめぎ合い、といったお話がとても興味深くて。くううー、そういう親密なコミュニケートが取れるまで僕も精進したいです。

 Gregory氏のプレイ、今までJoshua RedmanやらDianne ReevesなどのCDで聴いていた時には、そこまで鮮烈な印象を受けていなかったのですが、いやはや・・。

 ほんとに、生で見て、音を浴びないとわからないことがいっぱいあるなあ、と今回も再認識させてもらいました。


"Tangue Magic" ワークショップ(第1回) @渋谷Seabird '06/06/10

 体の使いかた等のレクチャーをして頂いたり、音楽プロモート方面でもお世話になっているWorld Project Japanの黒坂さんが主催するワークショップに参加しました。

 講師は、あのClaude Gordon直系のお弟子さんで、日本でCGメソッドを中心にブラスエデュケイターとして活躍されている、trumpetの杉山正(まさし)先生。

 昔から、CGのメソッドにはとっても興味があったのですが、あのもの凄く加線がついた音が載っかっている教則本見るなり「むむむむ無理っ」って思って諦めて、それっきりだった苦い過去がありました。

 そのお2人が組んでのワークショップ、しかも謳い文句が「4回のレッスンでダブルハイCを出そう」ですからね。中身がどんなであれ、面白くないはずはなかろうと、参加してみた次第。

 結論から言うと、楽しかったです!

 「ダブルハイCをあっとゆー間に!」みたいな謳い文句は、かなり眉唾っぽく響いて誤解される危険もあるかとは思いますが、要するに舌のシラブルコントロールに対するイメージをしっかりと植え付けて、まずダブルハイCの音域というのがもの凄く別世界にあるわけじゃなくて、体の各部のコントロールが適切に行われれば、ちゃんと出るのよ、ってところに特化させるというスタイル(だと僕は理解したのですが)非常に理に叶っているように思います。もちろん、それだけの音域を使いこなせるようになるのは、また別の話なわけですが、限られた時間のレッスンの中で明確なbenefitを提供しようとするのは、とても良いことだと思います。

 受講生の中には辰巳哲也さん(tp)もいらしていて、ほとんど助手の人みたいにコメント沢山でフォローをつけ加えて下さってました。さすがは、辰巳さん。

 ただでさえ力みの多い音の出し方をしている僕が、20人見てる中、「じゃアルペジオでハイGまで、出してみましょか」って言われると余計緊張しちゃってますますがちがちになっちゃいました・・己の小心さが憎い。

 自分の奏法のどのへんが不十分だから出ないのか、ってことが、少し見えた気がしました。短時間の間にも、いろいろと適切なアドヴァイスを戴けたのは、本当によかった。はやいとこ、いろいろ試してみたいことが出て来ました。うう〜、がんばるぞー

 杉山先生の強烈なダブルハイCの生音聴かせてもらうだけでも、めちゃ楽しいですよ。みんな思わず笑っちゃうくらい凄かったです。

 このワークショップはあと3回。
たくさんの強者ラッパ吹きの方々ともお近づきになれて、うーん、楽しいです・・早く次回になんないかな。

投稿者 risabro : 2006年06月12日 06:45 | コメント(0)